桑名市小貝須から、第二次世界大戦でいなべ市の阿下喜に疎開移住。
その時、桑名の家も菩提寺も焼けてしまいました。
1944年、今の地・阿下喜に店を構えました。70年近く昔のことです。
昔の【魚佐太】は、時代劇に出てくるような天秤棒をか
ついでその両端に桶を吊るしたスタイル。
丁稚(デッチ)さんを雇い天秤棒をかつがせ、お客様の元へ出向いて商
いをしていました。
当時の矢立てが残っております。(矢立て=筆が入った
携帯の筆記用具) 矢立ては、店内の【昔の器と剥[ム]
きもの館】(いなべまちかど博物館)に展示しています。
また当時使用していた大正12年以前の器や古銭・昔の
剥きものなども展示しております。
是非お越し下さい。
田村佐助
魚屋だったかは不明。
生没も不明。
田村伊八
市神様に灯篭を奉った。
「魚屋伊八」と名乗り、桑名から阿下喜まで行商に来ていた。
生:弘化三年六月十五日
没:大正四年二月十四日
田村佐太次郎
店長の大祖父
店を構えたのがこの時期ではないか?
生:慶応元年四月十日
没:昭和二十二年六月十六日
田村佐市
定義の実兄
生:明治三十年十月十日
没:昭和九年八月三十一日
宮本定義
店長の祖父
生:明治三十九年四月八日
没:昭和六十二年六月三日
宮本隆義
店長の父親
生:昭和八年四月四日
宮本浩義
現店長
生:昭和三十九年五月十二日
早く亡くなった田村佐市(祖父の実兄)に代わって、宮本家に養子に出ていた定義が魚佐太を引き継ぐ。
定義の母方の宮本家に跡取りが居なくて、定義が子養子に行き、魚佐太の跡を取った佐一が30代で若死にし、佐一の弟である定義が跡取りになった。 そのため、田村家が継いで来た「魚佐太」は宮本家が守ることとなった。
現在の魚佐太は元は田村家、今は宮本家が守っております。
- 名称
株式会社魚佐太 - 電話番号
TEL:0120-014-843 FAX:0594-37-2228 - 設立
平成21年(2009年) - 代表者
代表取締役社長 宮本 浩義 - 事業内容
鮮魚卸売・小売業 - 所在地
〒511-0428
三重県いなべ市 北勢町阿下喜1012-3